Hydrotechnik UK社の水素用圧力センサーは、高圧水素領域(~1000 bar)を中心に、現場で求められる安全性・信頼性・選定自由度を高い次元で両立したラインアップとなっております。
接液部材や構造設計に配慮しつつ、ねじ規格・コネクタ・出力信号の選択肢も豊富。既設設備への置き換えから新規設計まで、要求仕様に柔軟に対応しカスタマイズできるのが特長です。
さらに、圧力+温度の一体型モデルは配管・継手点数を削減し、潜在的な漏れリスク低減にも貢献。ATEXや車載系認証オプションにも対応し、充填設備・貯蔵・圧縮機・試験設備など幅広い水素アプリケーションで安心してお使いいただけます。気体水素だけでなく、液体水素を含む極低温領域までカバーできる力強いソリューションを提供しております。
製品特長
◾️水素脆化を徹底排除する「一体型・溶接レス構造」
水素分子は極めて小さいため、金属の結晶構造に入り込み、材料を脆くさせる「水素脆化(ぜいか)」を引き起こします。
・一体成型: 多くのセンサー接液部が、溶接や継ぎ目のない単一材料のSUS316Lステンレス鋼から削り出されています。溶接部のような構造的な弱点がないため、水素の浸透によるクラックや漏れのリスクを根本から低減しています。
・ピエゾ抵抗式セルの最適化: 圧力検知素子に水素専用に調整されたピエゾ抵抗式を採用。金属表面のイオン化水素による脆化を防ぐ設計が施されています。
◾️圧力+温度 のデュアル計測による漏れリスク低減
水素配管において、設置箇所は同時にリークポイントとなります。
・2-in-1設計: 1箇所のポートで圧力と温度を同時に測定できる複合センサー(HT-H2-TPSE)を提供しています。
・優位点: 配管への穴あけ箇所を半分に減らせるため、システムの密閉性が向上し、施工コストと漏洩リスクを同時に低減。
◾️極限環境への対応力(超高圧・超低温)
水素供給・貯蔵インフラでは、高密度化のために超高圧や液体水素レベルの低温が求められます。
・オプション1400bar(HT-H2)までの超高圧対応: 水素ステーションや貯蔵タンクに不可欠な超高圧域でも安定した計測が可能です。尚、ネジ径は、9/16-18 UNFのHF4/高圧フィッティングとなります。
・極低温(-260℃)対応: 液体水素(LH2)のモニタリング用に、-260℃から対応可能なHT-CPT極低温センサーをラインナップしており、ロケット燃料や将来の液体水素輸送技術に直結する性能を持っています。
Products (Pressure Sensor / Temperature Sensor for Hydrogen) EC79 Approved
商品ラインナップ
[極低温 液体水素/窒素用 圧力センサー・水素用 圧力・温度センサー]
EC79 水素動力自動車 型式認証 取得
Customer Case Study
お客様の事例紹介
HydrotechnikUK社は、CMB.TECH社が製造する従来燃料と組み合わせて水素を燃焼させる燃焼エンジンを搭載した世界初の水素動力の乗組員輸送船 (Hydrocat・ハイドロキャット) および世界初のタグボート (Hydrotug・ハイドロタグ) で使用される水素用圧力センサーを提供しています。同じハイブリッド燃料技術が同社の水素トラックにも使用されています。
60MPaの水素用圧力センサーを、CMB.TECH社の船舶HydrocatおよびHydrotugのシステムマニホールド圧力を監視するために採用され水素燃料マニホールド内のシリンダー バルブブロックに直接設置されております。 また同じセンサーが CMB.TECH社製トラックでは、システム圧力を監視し、2つあるタンク間の圧力もそれぞれのセンサーが測定監視しています。
導入お客様の事例紹介
Types of Hydrogen (Grey Hydrogen / Blue Hydrogen / Green Hydrogen)
水素の種類について(グレー水素・ブルー水素・グリーン水素)
原料は主に天然ガス(メタン)や一部石炭。製造は改質(SMR等)やガス化で水素を取り出す。特徴はコストが比較的低い一方、製造過程で発生するCO₂を回収せず排出するため、温室効果ガス排出が大きいためメリットの低い水素といえます。
原料は主に天然ガス(メタン)(場合により石炭)。製造は改質/ガス化で水素を作り、同時に出るCO₂をCCS/CCUS(回収・貯留/利用)で処理する。特徴は排出を抑えられる一方、回収率・設備コスト・貯留先などで効果と経済性が左右される。
原料は水(H₂O)で、製造は再生可能エネルギー電力を用いた水電解。特徴は製造時のCO₂排出を大幅に低減できる一方、再エネ電力の確保と電解装置・電力コストが課題で、供給拡大にはインフラ整備が重要だが、将来の脱酸素主力エネルギー。
About Green Hydrogen
グリーン水素とは・・・
グリーン水素とは、再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱など)由来の電気を用いて、水を電気分解し、製造過程で二酸化炭素(CO2)を排出しない「最もクリーンな水素」のことです。
製造の段階で化石燃料を燃やさず、設計次第でCO₂排出を大きく減らせる水素として注目されています。環境負荷が非常に小さく、脱炭素社会の実現に向けた中核技術として期待されていますが、製造コストの高さが課題となっています。